職域における発達障害

これまで本ブログでも発達障害もしくはその傾向が疑われる事例について何例か記載してきました(事例1、事例2、事例3)。各々似通った傾向もあれば違った傾向もあり、多彩な特徴がみられました。また、その特徴に応じて対応も検討していかなくてはならない…

発達障害傾向が疑われた事例-3

20歳台女性、大学院博士課程を修了後入社し1年目、データ解析・レポート作成業務に従事していた(裁量労働制)。入社3ヵ月目ごろから遅刻が目立つようになり、不眠や抑うつ症状を訴えるようになったため、産業医面談となった。 まず遅刻してしまう理由を…

発達障害傾向が疑われた事例-2

50歳台男性、長年、計測機器の試作品作成に従事し、主にはんだ付けなど回路作成を行っていた。どちらかというと単純作業の繰り返しが得意であった。 時折、はっきりとした理由もなく不機嫌・攻撃的になったり、業務能率が低下することがあった。また、人と…

発達障害傾向が疑われた事例-1

26歳、男性、建築測量会社勤務。入社後、地方の営業所にて営業職として配属されていた。しかし、入社3年目になっても仕事の要領が悪く、「指示が入りにくい」「何を言っているのかよくわからない」「いくら業務指導しても改善がみられない」などの理由か…

双極性感情障害(躁うつ病)での休職・復職の一例

42歳男性、金属製品メーカー勤務。中途採用、入社1年未満。製品や材料の受発注システム管理のエンジニア業務に従事していた。 入社後間もない頃から遅刻や欠勤が目立つようになった。一方で遅い時間まで残業することもあった。次第に気分の落ち込み、不安…

人為的要因が強いと思われるはさまれ事故

食品製造業の事業場でベルトコンベアの「はさまれ事故」がありました。幸いケガは、左手人差し指の爪剥離だけで済みましたが、事故の発生要因が確認不足・コミュニケーション不足など人為的要因が強いものだったため問題となりました。 事故の発生は、夜勤帯…

静電気による鉄粉の発火

鉄粉を扱う事業所にて、床を掃除機で清掃していたところ突然、発火する事故がありました。この発火により、掃除機本体内部とフィルターおよび吸引ホースの本体側が焼け焦げました。幸い付近に窒息消火用の消火器があったためすぐに消し止め、延焼するには至…