2.衛生

ひねり動作による腰痛

被災者労働者は、商品を運搬用の台車から製品棚に移し替える作業をしていました。商品は、1個当たり10~15kg程度、台車から持ち上げる際はやや腰を落とす必要がある高さ、製品棚は胸部あたりの高さでした。台車から棚に移す際には、ほぼ直角に向きを変…

騒音障害(騒音性難聴)

激しい騒音は、業務遂行に必要な会話や合図などに支障をきたすだけでなく、人体に身体的・心理的な影響も及ぼします。特に、慢性的・長時間にわたって強大な騒音に暴露されることによっておこる「騒音性難聴」は、不可逆的な聴覚器官の障害で治療困難なため…

業務起因性うつ病の休職・復職例

46歳男性、金属製品メーカー勤務。25歳で入社、40歳で課長に昇進、製品品質管理業務に従事していた。勤務態度は良好。責任感が強く、仕事を抱え込むタイプであった。 課長に昇進して約5年後の11月頃から、気分の落ち込み、意欲低下、不安焦燥感、不…

VDT症候群

いまやパソコンによる業務はどこの職場でも不可欠で、あらゆる職場にパソコンが導入されています。しかし、その表示・入力装置であるディスプレイやキーボードなどのVDT(visual display terminal)に関連した健康障害が問題になってきました。 このVDT作業…

作業関連疾患

ちょっと概念的な話になりますが、「作業関連疾患」について考えてみます。 作業関連疾患は、職業病と対比して使われるようになってきた言葉です。職業病は、ある特定の有害物質や有害作業に限って発生する特別な病気ですが、作業関連疾患は、ごく一般的な作…

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群 (SAS)とは、眠っているときに何回も呼吸が停止したり、浅くなったりすることによって体内の低酸素状態が引き起こされる病気です。日中の強い眠気や集中力低下など業務遂行に支障をきたすことがあり、職域で問題となることも増えています…

腰痛

腰痛は、職業病のなかでも最もよく見られるものの一つだと考えられます。腰痛の概要と予防対策を考えてみます。職域における腰痛は、荷物を持ち上げたり、腰をひねったりしたときのほか、寒さや冷え、床や階段での転倒、すでにあった腰痛が仕事によって悪化…

熱中症

近年の地球温暖化などの影響によって熱中症が増えています。職域においてもしばしば問題となります。その本態と対策についてみてみます。 ◎熱中症とは 高温多湿等が原因となって起こる症状の総称。高温障害。 従来は、症状などの違いによって熱失神・熱痙攣…