9.事例

人為的要因が強いと思われるはさまれ事故

食品製造業の事業場でベルトコンベアの「はさまれ事故」がありました。幸いケガは、左手人差し指の爪剥離だけで済みましたが、事故の発生要因が確認不足・コミュニケーション不足と人為的要因が強いものだったため問題となりました。 事故の発生は、夜勤帯で…

静電気による鉄粉の発火

鉄粉を扱う事業所にて、床を掃除機で清掃していたところ突然、発火する事故がありました。この発火により、掃除機本体内部とフィルターおよび吸引ホースの本体側が焼け焦げました。幸い付近に窒息消火用の消火器があったためすぐに消し止め、延焼するには至…

ドア開閉による衝突され事故

窓のない金属製の重いドアの開閉による「衝突され」の事例です。 被災労働者は、バインダー内の書類を見ながら事業所家屋外に出るために鉄製ドアを開けようとして、その前に立っていました。ドアノブに手をかけようとしたとき、ドアの向こう側にいた別の労働…

苛性ソーダによる薬傷

苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)によるアルカリ熱傷の事例です。 被災労働者は、タンクローリーから工場内の貯蔵タンクに苛性ソーダを注入する作業をしていました。作業は、貯蔵タンクのパイプラインとタンクローリーの送出管を接続してサイフォン式に注入し…

ひねり動作による腰痛

被災者労働者は、商品を運搬用の台車から製品棚に移し替える作業をしていました。商品は、1個当たり10~15kg程度、台車から持ち上げる際はやや腰を落とす必要がある高さ、製品棚は胸部あたりの高さでした。台車から棚に移す際には、ほぼ直角に向きを変…

配管メンテナンス時の熱傷

被災労働者は、配管のパッキン交換および清掃をしようとしてバルブを開放したところ、高温のスチームが噴出して腕に熱傷を受傷しました。バルブ解放前に圧力ゲージにて減圧確認をきちんと行わなかったことが原因でした。 作業手順書にて、「バルブ解放前には…

濡れた床での転倒事故

被災労働者は、約15kg程度の荷物を運んでいたところ転倒し、右足関節の骨折および靭帯損傷を受傷しました。受傷場所の床面は滑り止め加工をしてあるため、普段の乾燥した状態であれば滑りやすいということはありませんでした。しかし、受傷当日は、床面…

配送作業での踏み外し事故

配送業の事業場での事例です。いずれも配送作業にかかわるもので、荷物やそれを乗せる架台の積み下ろし作業時に起こったものです。約1年間に以下の3つの事故が報告されました。 トラック荷台から後ろ向きに降りようとした際にステップを踏み外し、着地時に…

工場内クレーン作業での挟まれ事故

工場内でのクレーン作業による挟まれ事故の事例。 被災労働者は、 工場内に設置されたクレーンにて6トン程度の製品を吊り上げて製品置き場に移動させる作業をしていました。製品置台に製品を降ろすときに、製品の揺れを抑えるために無意識にクレーンのCフッ…

フォークリフトによる踏まれ事故

倉庫内でのフォークリフト作業による事故の事例。 フォークリフトの運転手が、コンテナに積まれた荷物を運搬しようとしたところ、最上段の荷物が少しずれていため、付近にいた作業員に荷物のずれを直してもらうように依頼しました。ところが、荷物のずれが直…

業務起因性うつ病の休職・復職例

46歳男性、金属製品メーカー勤務。25歳で入社、40歳で課長に昇進、製品品質管理業務に従事していた。勤務態度は良好。責任感が強く、仕事を抱え込むタイプであった。 課長に昇進して約5年後の11月頃から、気分の落ち込み、意欲低下、不安焦燥感、不…

手持ち式グラインダーによるケガ

金属製品加工中の手持ち式グラインダーによるケガの事例。 グラインダーを右手に持って製品を左手で押さえてバリ取り研磨をしていた際、グラインダーを当てる角度を変えた拍子にグラインダーが跳ねて左人差し指の付け根に回転中の砥石が当たって被災しました…